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解体工事で追加料金が発生する場合の話し

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解体工事で追加料金が発生する場合の話し

解体工事で追加料金が発生する場合の話し

2016年11月29日(火) | コメント(0)

解体工事では、工事をさせて頂いた後に、「頼んでよかった」とお客様に感動

して頂く為に、協力して頂くと大変ありがたい幾つかの項目がございます。

 

特に「地中埋設物(「基礎」)」について今回作業させて頂いた解体工事を例に

お話しさせて頂きます。

 

1)解体物件 : 築16年 平屋鉄骨造の店舗

2)建物の図面 : 「図面」は紛失しており、施工会社も不明

3)基礎に関して : 「図面」は紛失しているが、「特別な工事」はしていない

 

見積り前に弊社担当者との打合せの際、「事実」、「正確な情報」を頂かないと

「見積り以外」の工事に関しては「別途料金」が発生いたします。

その際、見積書には「御見積り条件書」を添付させて頂き、お客様にご納得を

頂いた上で「工事請負契約書」を取り交し工事をさせて頂きます。

 

今回の工事では、特に「3)」の項目に関して、工事経験上「もしかしたら、「地中梁」

が有るのでは」、とお客様にお伺いしましたが、「「布基礎」有ったとしても「ベタ基礎」

であり、「地中梁」は存在しない。」とのお話により、

「見積り以外」の工事に関しては「別途見積」との条件での工事となりました。

 

※布基礎

  ・ ほぼ部屋割りの境に沿って、その真下に鉄筋コンクリート製の基礎を線状に

    敷設したもの。

  ・ 形状は逆T字型(⊥)で、地盤に接している部分の基礎幅は360~400mm程度。

※ベタ基礎

  ・ 建物下部全面に板状の基礎を敷設したもの。

※地中梁

  ・ 大きな荷重が流れても圧壊することがないように設計された、線形の耐圧の横架材。

 

要約すれば、極端な「地中埋設物(「基礎」)」は無い、ということでの工事となりました。

 

しかし、建屋の解体が半分まで進んだ状態で、基礎部分の確認の為、一部を掘り下げた

ところ、「地中梁」らしき物、を確認しました。

お客様に確認を頂き、改めて基礎部分の見積をさせて頂かないと工事を進められない

旨を説明させて頂きました。

 

 ※ 「布基礎」有ったとしても「ベタ基礎」の条件にて、当初見積で算出した金額と比べて

   1)工期期間の延長に伴う費用(人件費、仮設トイレ等のリース品)増加分

   2)「布基礎」解体を想定しており、使用重機変更(増加)に伴う費用増加分

                         ブレーカ付重機(コンクリートを割る)

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                      圧砕具付重機(コンクリートを砕く)

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    3)コンクリートの増加分に伴う、処理、運搬費用増加分

 

結局、敷地の中から出てきたのは、「布基礎」有ったとしても「ベタ基礎」 どころの代物では

ございませんでした。

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真ん中に立っている作業員(茶色の制服:身長1m70cm)

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「解体リサイクル法」届け出の期間内で工事を終了出来ましたが、工期延長の届け出が

必要になる場合もございます。

今回の工事による追加工事分は、80万円になりました。

 

地盤によっては、軟弱な地盤そのものを固めてしまう工法と、既製の杭を打設する

工法による「地盤改良」を行った物件も有ります。

<<工法の一例>>

目視で確認できない事項については、お客様からの正確な情報を頂かないと、

今回の様な、追加の費用を頂くことになる場合がございます。

 

「頼んでよかった」と感動して頂く為に、お客様のご協力をお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

カテゴリー:現場ブログ

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